ーキキー


「…起きなさいよ!」


バサッとタオルケットを剥ぎ取られて…

目をパチっと開けたら
そこには、、、


「誰?」


ゴールドの髪の毛クルクル
香水プンプンで
目が人形みたいにデカイ女がベッドに居た。



「遊星の女。てゅうかセフレかなあ。あんたがキキ?」


「そうだけど。」


香水臭い…
朝から気持ちわりい…


「BーLで働いてたっしょ?1日で客ぶん殴ってクビになったてゆうやんちゃなガキ。」


B-Lは、前にバイトしようと思って入ったキャバクラ。
だけど客にムカついて殴っちゃってクビ…笑っ


「で?てゅうか…朝からうるさいよ。」


「私、dreamのユリって言うの。アンタの飼い主に買い物付き合わされて荷物まで運ばされたのよ。」


dreamは、キャバクラん中でも有名。顔が良くないと入れないってゆう…


「ユリ。勝手に人の部屋入んな。もう用すんだんだから帰れ。」


グラサンかけて迫力満点の
遊星参上…。



「何よ…。この子なんかの服買うのに付き合わされて、私はパシリじゃないっつーの。ま、いいや。今日待ってるからね~」



「あぁ。車回してあるからじゃな。」



「アンタもさっさと出てってよね~。」



嫌みたっぷりで帰ってた。


「っだあっ!死ぬ。香水きついし、朝からピーピーうるさいし…」


「ハハ…悪かった。」



あ…笑った。


遊星の笑顔…ヤバイ。



ってバカか。


なんだよ…朝から心臓に悪いわ…




「こら。タバコ吸うな。」


「一本くらい…いいじゃん。じじー」


「教育し直しだな…」


ゴツンとまた拳骨…



いてえよ。



なんだよ。


くそやろう…!!