※祥太×篠原の場合※


「どーした?」

バイトが終わり裏口の扉を開くと見知った顔が立っていた。

「バイトお疲れ」

中にいたからわからなかったが雨が降ってんのか。
大分、キツめの雨だ。

「…おー」

「雨だから迎えに来ちゃった」

満面な笑顔で篠原を見つめている。

「そか。
中に入れば良かっただろ」

「驚かそうと思ってね」