「松橋に何一つ伝えてねぇ癖に一端に束縛なんてしてんじゃねぇぞ」
普段より低い声。
半目で伊崎を見遣る。
ふ、と視線をズレたと思うと
篠原は顔をしかめる。
何だ?と後ろを振り向けば、東雲の隣に松橋が立っていた。
「松橋さん!」
忍が心配して駆け寄るのも仕方がない。
片目に眼帯をつけて、顔や腕にはガーゼなど手当てされているからだ。
「狂犬病は殺さねぇといけねぇな」
篠原は片方の口を歪まして煙草を投げ捨てた。
普段より低い声。
半目で伊崎を見遣る。
ふ、と視線をズレたと思うと
篠原は顔をしかめる。
何だ?と後ろを振り向けば、東雲の隣に松橋が立っていた。
「松橋さん!」
忍が心配して駆け寄るのも仕方がない。
片目に眼帯をつけて、顔や腕にはガーゼなど手当てされているからだ。
「狂犬病は殺さねぇといけねぇな」
篠原は片方の口を歪まして煙草を投げ捨てた。


