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それから何週間かたって、
授業でA組を何回か担当して
松田を見かけたけど、
特に話すわけでもなく
普通に時がすぎた。
心は晴れないままだった。
そろそろテスト週間に入る。
「てすとの範囲はここまで!
何か質問はないか?」
生徒皆に質問する。
教壇の上に1年たって
ようやく慣れたなんて、
恥ずかしい話。
生徒は教卓の前に並んで
質問してきたり、
周りの席の奴に聞いていた。
次々生徒の質問を応えて
いるうちに、松田の番がきた。
「松田??お前、なにが
わからないんだ??」
成績優秀な松田には、
数学も分からない所なんて
ないように思える。
「先生。失礼だよ。
完全に理解しときたいの。」
松田が聞いてくるのは全部
応用問題で、しかも解けている。
説明なんか必要ないだろう。

