タカルコワの新婚旅行

「うーん、どうかな。俺がどうとかっていうより、ナスタが俺じゃ嫌なんじゃないかな」




ヨリモフは少し間をおいて言った。




「余計なことかもしれないけどさ、ちょっと俺の奥さんにナスタさんの気持ちを聞いてもらってるんだ」




「ええ」




タカルコワは驚いた。




「いつ」




「今。結果はまだ俺も知らない」




ヨリモフは続けた。




「もし、ナスタさんにその気があるなら結婚しろよ」