タカルコワの新婚旅行

僕はこれで帰ります、と言ってタカルコワは席を立った。




何も注文していなかったが、入店料と最低料金の飲食代を支払い、タカルコワは店を出た。




その後、タカルコワはブライトイエローの保養施設に戻った。




ずっと保養施設で過ごした。




保養施設からは一歩も出なかった。




遊ぶ気になれなかったのだ。




「ナスタさんのこと、好きだったんだけどな・・・」




タカルコワは部屋の天井を見つめ、一人つぶやいた。




翌日、高速バスに乗り、ルオウヒネの街に戻った。




自宅に着き、ヤカエに電話して一部始終を伝えた。