この場所で過ごして 1




すると男子はクスッと笑った。



「バカじゃねぇか?」


「は…?」


「楽器に謝るとか、アホらしい」



男子は大笑いをする。


もうあたしの怒りは限界だった。



バチン!



あたしは男子の頬を叩いた。


叩いた音は講堂の外で響いた。



「てめー…」


「楽器はあたしにとって仲間なの!」


「え…」