すると男子はクスッと笑った。 「バカじゃねぇか?」 「は…?」 「楽器に謝るとか、アホらしい」 男子は大笑いをする。 もうあたしの怒りは限界だった。 バチン! あたしは男子の頬を叩いた。 叩いた音は講堂の外で響いた。 「てめー…」 「楽器はあたしにとって仲間なの!」 「え…」