教室ではいつも1人。 移動だってお弁当だって帰りだって1人だ。 けど誰もあたしが1人でいることを気にしない。 それはきっとあたしなんかどうでもいいから。 いてもいなくたっていいから。 でもあたしにも大切なものがあるんだ。 「乃香!」 「大内さん」 あたしを呼んだのは同じ部活の大内梨里奈さん。 ちなみに部活は吹奏楽部であたしと大内さんはパーカッションを担当している。