この場所で過ごして 1




プルルルル



「ちょっとすみません」



竜矢さんはポケットから携帯を出した。


あたしたちに背を向けて話している。


数分後、竜矢さんは携帯をポケットに戻し、あたしたちのほうに振り返った。



「名央さま、旦那さまがご帰宅するように命令が…」


「はっ!?ふざけんな!!」


「私もお気持ちはわかりますが旦那さまからのご命令なので…」


「ちっ」