「乃香」 「ん?」 「楽しんでけよ!」 「…んなの言われなくてもわかってる!」 「だろうな」 あたしは草宮たちに背を向けてコンクール会場まで向かう。 「乃香ちゃん!見てるからね!」 「乃香さん、応援してますわー!!」 みんなの声はあたしが中に入るまで聞こえた。