「俺なんてすごいことしなきゃ『かっこいい』とか言われないよ」 「どうして…?」 「下の兄弟たちはみんな優秀だ、だからいろんな偉いやつから褒められた」 「……」 「けど俺だけは違う、落ちこぼれなんだ」 草宮の目は悲しそうだった。 「…ごめん」 「乃香?」 「あたし…、ひどいこと言ったよね…?」