「不安なんか演奏してるうちにどっか行っちゃうんだ、あたしの場合わね」 「あたくしもです!」 「…じゃあ実央ちゃんはコンクール受けたい?」 「へ?」 「どうなの?」 「……」 実央は再び黙り込んでしまった。 けど数分もかからなかった。 「…出たいです!」 「だったら受けなよ、きっと後悔しないと思うよ!」 「はい!」