「実央!」 俺が呼ぶと実央はピアノを弾くのを止めた。 「名央兄さま!」 「もうピアノ弾くの止めろ、すぐ帰ると言っただろう」 「はい…」 実央は眉を下げ悲しそうな顔だった。 昨日のことだ。 実央は突然俺の学校に行きたいと頼んだ。 最初は断ったけど実央は何度もお願いする。 だからさっさと帰るを条件に俺は承諾した。