この場所で過ごして 1




「…うっ」



あたしは慌ててプールの中から顔を出す。


すると荒木さんの手にはタンバリンがあった。



「あんたがひどい姿になるとこ見たかっただけよ」


「え…」


「まあ名央くんに二度と近づかなければこんなことしないわ」



荒木さんはそう言ってプールから出ようとする。


そしてタンバリンをポイっと投げた。