この場所で過ごして 1




そして夕飯を終えて俺は部屋に戻ろうとしてた。



「名央」


「あ?」



呼び止めたのは親父だった。



「もう問題は起こすなよ」


「わかってるよ」


「母さんがいちばん悲しむことを忘れるなよ」



親父はそう言い残して去った。


母さん…か…


俺は窓の外を見た。


外には三日月が綺麗に出ていた。