Blood Smell

「ちゃんと…償ったなら…
どうして…。」


どうしてこんなことになったのか


斎藤君は
暴走したのか…



「もし冴が
どんな理由であれ…
ライカンに嬲り殺されたら

幾ら高額な償いをされても


…殺した奴らを…
ライカンを許せない…。

同じように…
いや、何倍にも苦しめて八つ裂きにして
殺してやる。」


赤く変色した瞳
金髪に輝く髪を戦慄かせながら
牙をむいて
先生は言った


その言葉が
私の胸に突き刺さる


「先生…。」



「冴…これが俺たちだ…。
この血ぬられた世界が
俺の居場所なんだ…。

もしかしたら
今回の事で
斎藤に…何か制裁が加わるかもしれない。」



制裁!?


思わず息をのんだ