Blood Smell

「数年前…

アサシンがある任務を遂行した。
もちろん
完璧に…誰にも知られる事なく…。

でも
その時は
あるミスを犯してしまったんだ。」



「ミス?」



「ああ。
任務中に…偶然そこに居合わせた
部外者を…手にかけてしまった…。」



先生のキレイな顔が
苦痛にゆがんだ



ドクン

私の胸が
一気に騒ぎだす


「…そ…それって…
まさか…。」



「…その部外者が…
狼の…母子…だった。」



頭を石で殴られた衝撃が
全身を駆け抜けた


“あいつらは
俺の母さんと妹を嬲り殺した!”


斎藤君の声が
脳裏に響いた