Blood Smell

先生を苦しめているのは
私をヴァンパイアの世界に巻き込んでしまう事

たぶん
先生から聞いたヴァンパイアの世界は
ほんの一部で


まだまだ
私には到底想像できないような
暗黒の闇が広がっているのかもしれない…


私に何かあれば
先生は
何倍にもして自分を責める…


ライカンは最低でも二匹
いつ攻撃されてもおかしくない中で

一人になる危険を冒してまで
私を守ろうとしてくれる先生…


胸が苦しいくらい
先生の優しさと
気持ちが伝わってくる


私も
その気持ちと
同じくらいの
想いと決意は持ってる…

「先生…。
私は大丈夫です。

だから…話してください。」


私の言葉に


先生は
ゆっくり視線を窓の外に移した