Blood Smell

「なんだ?」



「今回のライカンの事件の発端となった
斎藤君の家族の話…

先生…本当は…
心当たりが
あるんじゃないですか?」



その瞬間

先生の
キャラメル色の瞳が大きく揺れた



「…。」



「先生…。」


スッと
先生は私から離れて
ベットに腰掛ける

「先生…
答えてください…。」


こんな風に先生を問いただすのは
先生がヴァンパイアじゃないかって
聞いた時以来だった

あの時は
妖艶な
でも見るものすべてを恐怖にたたき落とす様な
視線ではっきり否定されたのに…




目の前にいる先生は
明らかに動揺し
困惑していた…