Blood Smell

「どこへ行くんだ?」

その瞬間
凍えるような冷気とともに
低く骨に響くような声が

耳元に響いた


「きゃっ!!」

驚いた勢いで
体勢を崩し
そのままベットから倒れそうになる


しかし
衝撃に備える暇もなく

気がつた時には
冷たく大きな腕に包まれていた

「ったく…。
相変わらず心配で
目が離せないな。」


降ってきたのは
優しい声

久しぶりのぬくもりに
身をゆだねようとしたとき

自分の置かれている現状に気がついた