Blood Smell

思わず先生を抱き締めた


冷たい石灰岩のように白く固い体を力一杯引き寄せる

「さ…え…?」


「私はっ…私は先生の傍にいたいよ!
先生のこと、好きな人の事もっと知りたいって思うよ。


例え、足を折られても、危険な目に逢っても…

私は先生の傍に居れるのなら私は喜んで立ち向う。


だから、ずっと傍に居てください。もっと私を巻き込んで下さい。

先生が居ない日に戻るのはもぅ、嫌だよ…。」


溢れる涙を必死にこらえて先生に告げる


離れたくない

どんなに辛くても危険でも
2人で一緒に乗り越えていきたい