私の肩を優しく離して先生は大きくため息をついた


「本当に…。この香りは強烈だな。」


耳の後ろを鼻でなぞる


ビクビクッ…


背筋に電流が走った



「先っ…生…!」



堪らなくて声をあげると
耳元でクスッと先生が笑った


「どこまで俺を虜にすれば気がすむんだ?」



ドサッとベッドに押し倒される


突然すぎて私の心臓はスパークしそう!


鼻が触れそうな距離で先生は艶かしく私を見つめた


「斎藤と仲良くするなとは言わないけど…

この距離と香りは俺専用だからな?」



ドキンッ



美しい顔が
冷酷で鋭い瞳が
私を捕らえて支配する…



「返事は…?」


首筋に冷たい唇を這わせながら先生は囁く


「は…い。」


やっとのことで返事をすると


優しい口付けが1つ首筋に落ち


私を強く抱き締めた