Blood Smell

「おはよう冴ちゃん。
よくねむれたかな?」

紳士的で親しみある笑顔のダンが言う

「はい。」


戸惑いと警戒心が交差してポソッと返事を返す


「今日は天気もいいし、昨日言っていたゲームをしようと思ったんだ。
冴ちゃんも一緒にやらない?」


ダンの誘い
甘いマスクで願うような切なく少年のような微笑み


「でも…。」


先生は私には無理だと言っていた…


「大丈夫よ。シュルドはあとから参加するし、冴ちゃんを誘うように頼まれてるの。」


驚いた

エリザベスがまるで友達のように優しく話しかけてきた


昨日とはまるで別人のよう

「シュルドは冴ちゃんを見くびりすぎなんだよ。
冴ちゃんだったらきっと楽しめるし、いい運動になるよ?
行こう!」


私の返事を待たずにダンは私をお姫さまだっこして走り出した


エリザベスがあとに続く