先輩とバスケ

「沙羅ぁー」



「ちょ…どうしたんですか?」



隼人さんが顔をあげると、その目は真っ赤になっていた。


「隼人さん…」



「今日は…俺が泣く番だから…」



あたしは隼人さんをギュッと抱き締めた。



やっぱり辛かったんだね。


「沙羅…沙羅…」


あたしより大人なはずの隼人さんが小さい子供のように泣いている。