先輩とバスケ

しかし、練習はそんなに甘くはない。


バスケは何といっても走るスポーツ。練習メニューが楽しいはずかない。


楽しみ?そんなのたまに隼人さんを横目で見ることと、試合中にスリーポイントとかミドルシュートが入った時くらい。


後はしんどい。


でもしんどさを乗り越えたその先の何かを探してあたし達はバスケをしているのかもしれない。




でもきっと、その先の何かって言うのは、きっと他愛ない。


今日の晩ご飯はハンバーグだからこのダッシュを頑張るとか、今日の練習が終わったら彼氏と帰るから頑張ろうとか、何気ない些細なことを支えにして練習しているんだと思う。


もちろん、勝ちたい気持ちもある。