先輩とバスケ

春江のベンチの近くに行くと隼人さんが走ってきた。


「どうしたんですか?」



「絶対勝つから。」



いままで見てきた中で一番真剣な顔で彼は言った。




「…負けたら殴ります。」



すると隼人さんはフッと笑ってあたしの頭を撫でた。


「ありがと。元気でた。」



ピーッ!



試合開始三十秒前。


「試合終わったらロビーで待っとけ。」



「はい」


隼人さんは背中の10番を見せながらコートに行った。