先輩とバスケ

「いえっ…あたし、目ぇ覚めました。すみません。ありがとうございました。」
あたしはなんてちっぽけなことで悩んでたんだろう。
好き同士ならそれでいいんだ。

周りを気にする必要なんてない。

「おう。こっちこそよう知らんくせに首突っ込んで悪かった。…で、聞くけど早苗見いひんかった?」



…やっぱり。


「携帯持ってるでしょう?」


「せやな!俺としたことが……あれ…ない?あ!充電無かったから家や!どないしよ!あ!えーっと」



「沙羅です」



「携帯貸して?」


「仕方ないですね。」





―――――試合開始三十秒前だ。