先輩とバスケ

「あのさ、俺結構前から好きだったんだよね。沙羅ちゃん一人で自主練してて偉いなーって。沙羅ちゃんが自主練してるから俺も自主練してたんだよ?知らなかったでしょ?」


「あたしもです!あたしも隼人さんが自主練してるから自主練してました」


「マジ?俺なんか沙羅ちゃんにボール拾ってほしくてわざとボールを沙羅ちゃんの方に行くようにシュート打ってたんだよ?」


顔を真っ赤にして下を見る隼人さん。


やばい。すごくかわいい。


だけど…


「あの…隼人さん。あたし…梅に酷いことしたんですよ?なのに…」



隼人さんは右手をあたしの頭の上にポンと乗せた。


「大丈夫。沙羅ちゃんは早苗をいじめたことをちゃんと後悔してる。今日負けたのだって早苗のためなんでしょ?早苗だって沙羅ちゃんと仲良くなりたいって思ってるよ。」



この人もどこまで優しいの?


引っ込んでた涙がまた溢れだす。


「ほら〜また泣いちゃって!」