隼人SIDE


やっちまった…。


行為の時、俺の要求をなんでも受け入れてくれた沙羅。


俺は気付かないうちに沙羅に頼りすぎてたんだな。


それくらい、俺には余裕が無くて。

それくらい、俺の中で沙羅の存在はデカくて。


大学のこと、ああやって強がったりしてても多分俺の方が不安で不安でしょうがない。



俺…何もできねぇけど、ちゃんと二年経ったら絶対帰ってくるから。



その時は起きてる君にきっと言うんだ。


『愛してる』