先輩とバスケ

おわったあと、隼人さんの目の涙は引っ込んでいた。


「沙羅…ありがとな。」



あたしが頷くと隼人さんはゆっくりあたしの頭を撫でた。



それが心地よくて、知らない間に、眠りに就いた。






『愛してる』


寝返りをうつとき、愛しい人の声が、微かに聞こえた。