コンコン

私は目の前にある
大きくて豪華な
ドアを叩いた

中から声がしたので入っていった

そこにいるのは

私の所属している殺し屋
Lieの社長ルイス

フランス人らしい
多分25歳くらい
凄く顔が整っていて
銀色の髪を後ろに流してる

黄色く妖しく光る目が苦手

「お帰りレオン。
今回は人数が多く大変だと思ったけど。
早く片付いたみたいだね」

『…』

「そう言えば
契約期間が切れるんだが
もう日本に帰るのかい?」
私の所属している殺し屋は世界でも有名な会社だ。

所属したら死ぬまで抜けることは許さないが
私は3000人を殺すことを
条件に特例として3年間の所属を認められた。


『戻ります。組を継がないといけないので…

残りの106人は日本で殺らして下さい』

「そのつもりだ。
たまには俺に会いに来い


愛している 聖愛 」


私の頭を優しく撫で
テノールの甘い声で耳元で囁き
唇に深いキスを
落としてきた。

『ゥ フっ あッ 』