「そうかな…」


「そうだよ。
なんとなくでさ進路決めちゃったら、ただなんとなくの人生になっちゃうもん」


「…そうだね。
彩がそこまで言うんだったら」


「うん。
じゃあ帰ろっか」


彩はわたしの唯一無二の親友だ。


よく助けられている。


まだ何も返せていない…