冷めた感情を心底に追いやり
今日もまた馬鹿笑いを交わす
「昨日ねー、双田せんせーと
2人っきりの理科室だった」
むふふ、と言わんばかりの
笑みを浮かべて期待をそそる
ように言う百恵にあたしは
「まぢで?、どーなった?
犯しちゃいけないもん
犯したり、境界線超えて
ないでしょーね??」
と身を乗り出すと
「あほかっ!ないない
刺激が欲しい年頃なのに
双田せんせーは大人だから
刺激とゆうより甘い空間を
醸しだしてくれました」
「きっもーっ!」
大声で笑えば教室でこじんまりと
していた大人しめの子達が
びくり、とこちらを見て
すぐに視線を逸らした

