「え、俺のことは無視?」

……空気を読みましょーか


「…天音、こいつ借りる」

「あ、いてら…」


うん、少しは読むんだね


―――――――


先輩に連れて来られたのは駅前のカフェ
もちろん会話なんてない

沈黙を破ったのは先輩

「なんでいなくなった?」

「……」

言えないよ、

「なあ、なんでか聞いてんだけど」

君を守るため、なんて