「あたしが、あなた達を救ってあげるわ。最後の力を使ってね?」


「美桜…無理だけはするなよ。」


と、抱き締めてくれた。
楓…

あたしも、楓を抱き締めかえした。


「大丈夫よ。だから、楓はあたしの事守ってね?」


最後まで諦めないでね?


「さくらー!!かえでー!!」



遠くの方で由茉さんが手を振っていた。

まったく、桜は幸せ者ね。