「んで、話って?」


「あのな。実は桜記憶が無くなっちまったんだ…」


「嘘だろ!!」


煉は、楓の胸ぐらを掴んだ。

だが、楓はそれを振り払った。


「煉…お前のせいだろ?」


「うっ…確かに…だけど!!」


「とりあえず、記憶が戻るまで桜に近づくな。それだけだ。」


楓は、あたしの腕を掴んで教室から出た。