【短編】交換ラブレター





さっき思ってたことをそのまま言うわけにもいかないし...。

困ったなぁ.....。



「.....ま、いいや。それより、用済ませたみたいだし、さっさと退散しようぜ?」


よかった...。

あんまり追求せずにいてくれて....。


でも。


「あれ...えっと、あなたは、ここで何を.....?」


そういえば、彼は私が来るまで寝てただけみたいだし...。

図書室に何の用があったのだろう?


「ま、細かいことは気にすんなって!」



そう言うと彼は、あっという間に図書室から出て、


「早く来いよー!」


と、言いながら私を見る。


うーん....なんか、ごまかされた感が否めないんだけど....。


「分かりました...!」