そして次の日。
私は早速放課後図書室への立ち入り許可を先生に貰いに行った。
誰か一人の先生の許可さえあればいつでも図書室を利用してもいいということになっている。
彼は前日の発言からして、毎日放課後図書室にいるのだろう.....
私が許可を取ってあれば、彼がそのことで注意されずに済む。
謎なのは、何故彼は毎日図書室を出入りしているのか、ということ。
ただ寝るだけなら図書室じゃなくてもいいような気がする。
....って!?
私、何でこんなに彼のことばっかり考えてるの!?
まだ名前さえも知らないのに.....。
そんな、複雑な思いのまま、私は放課後図書室へ足を向けた。