ちらっと猫とじゃれ合っている彼を見てみる。
.....こんな一面もあるんだな。
始め見たときは不良っぽいとか思ってたけど、
すごく親しみやすい人。
なんだかんだで猫は、ひとしきり彼の腕の中を満喫した後、さっとまたどこかへ歩いていってしまった。
「なんだよ、人がせっかく遊んでやってたのに.....!」
「まあまあ、仕方ないよ。猫はマイペースだっていうし。」
意外と猫とじゃれあうの楽しんでたんだな.....。
そんなこんなで、しばらく歩いていると私の家についた。
「じゃあ....今日は送ってくれてありがとう。」
私がそう言うと、彼は少しニヤッと笑うと
「もしまた俺に会いたかったら、放課後の図書室に、いつでもいるから!!」
そう言うと、早々と走り去ってしまった。
また会いたかったら.....か。