今日も教室は騒がしい。

6月に入り、新しいクラスに誰もが慣れてくるこの頃。

休み時間は男女ともにはしゃぐ声が相次ぐ。

俺を含め、数人は席に落ち着いて座り、勉強や読書にはげんでいるが、そんな奴らはほとんどいない。


すると、俺といつもつるんでいる(つもりはないが向こうはその気でいる)奴が話しかけてきた。

「優輝ってホントに面白くねぇ奴だな、そんなアホみたいに勉強しやがってさ」

「勉強してない奴に言われたかねぇよアホ」


奴の言葉が気に入らなかったから少々きつめに反抗をした。

ちなみに、優輝とは俺の名前だ。綾瀬優輝。


「ここは進学校だから、勉強してても、なんらおかしくないだろ」

「けど休み時間くらい遊べよな」

「つまらない」

俺はもう目を合わせて話すのさえ面倒になり、半ば呆れながら返答していた。

「ちぇっ!なんで面白げのねえお前ばっかり女子にモテるんだろうねぇ。神様も残酷すぎるな」

思いっきり舌打ちをして、腕を組んでふてくされていた。

なんで女子がそんなによってくるかなんて、俺のほうが聞きたいもんだ。