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昨日休んでいた、河合というあの女は、次の日には普通に学校にきていた。
あれだけ昨日、不審がっていたのだが、女はとくになんの変化もなく登校してきた。
午前中はあっというまに過ぎて、今は昼休み。
俺は、購買にパンを買いにいった。そして何故か二つ。
「金は後で払うから、買いにいってくれないか!?」
といつものあの男に頼まれたのだ。
パンの値段+俺を利用したお金として、50円つけてもらい、しぶしぶ買いにいった。
この学校の購買のパンは意外においしくて、生徒たちにも評判がいい。
その為、おいしいパンを目当てに昼休みは数えきれないほどの生徒が購買にやってくる。
やはり数は限られているため、最後尾のあたりに並んだ人は買えないこともある。
俺は、あの男から金を調達していたために、行くのが遅くなり、もうだいぶ後ろの方に並ぶしかなかった。
(…やっとかよ)
俺がため息を漏らしたのと同時に俺の番が来た。
しかし、そこにパンと見受けられるものはたった一つ。
「悪いねー、二つ以上買おうとしていたんなら、一つにしてもらってもいいかね?あと種類も限られちゃってるけど、ほんっとごめんねぇ」
購買のおばちゃんは、苦笑いをして俺にそう言ってきた。
種類なんて別になんでもいいのだが、一つとなると、俺かあいつのどちらかの分がなくなる。
おれは取り敢えず残り一つのパンを買った。
そして、買ったのと同時に、次の授業のチャイムが鳴ってしまった。
(…やば)
授業に遅れるわけにはいかない。
しかし、よく考えてみると、次の授業は現代社会。おじいさんのような先生は、いつも5分ほど遅刻して現れる。
俺は、とりあえず走って教室に向かうことにした。
