総長が愛した女

「翼送ってくれてありがと」


「ええけどこけんなよ」

「そこまでガキちゃうし」


翼は私に少し微笑んで
帰っていった



「……うわ、最悪」


入学式にはもちろん遅刻。

遅刻以上に最悪な出来事が
今目の前でおきてる……


「おいお前何見とんねん」


「は?別に見てないしってか見える所で人殴ってたんはそっちやろって感じ」


「お前誰に言うてるかわかってるんか?」


目の前に居る男が低いドスの
きいた声で言うてきた


普通の女やったら聞いたら
ビビるんやろーけど私は
絶対ビビらん。
もっと怖いもんしってるから



「そんなんあんたが誰とかこっちには知ったことちゃうし」


「いい度胸してるやんけ」


と言い男は鼻で笑った