「あ、ウチちょっと行くところあるんだっ! じゃあねぇ〜。」 数分前、そういって出てった藍羽ちゃん。 あたしは、素のままサイテー男と話してる。 こいつは、素で良いんだ、うん。 ばらされたら、容赦なく海に沈めよう。 「・・・のんか、猫かぶりなの?」 いきなりの質問、あたしは声が詰まる。 「名前で呼ぶな。あんたみたいなサイテー男には 言う必要ない。」