上半身をのっそり起き上がらせると





閉まっていたカーテンをシャッと開けて




女の子が顔をのぞかせた。







そばかすも何もない、つるつるな肌。




短いショートの黒髪がやけに似合う。




切れ長の一重の瞳をこっちに向けてほほえむ。






「もうね、入学式始まっちゃったんだー・・」






ん?入学式?




にゅうがくしき・・・






「・・・って、えぇ!?」