男の力なんかに、このヒョロヒョロなあたしが 勝てるはずもなく。 そのまま、男の綺麗な顔があたしに近づく。 あたしの黒髪をかき分け、首筋をつぅ、と舐める。 「っっや!!やめてっ!・・・はぁ・・・」 呼吸が苦しい。助けて。タスケテ。 生きた心地がしない。 苦しい。あの時みたいに。 ヒュウヒュウと呼吸の荒くなるあたしと 「オイ!!」って、あたしの顔をのぞき込む男。