つられて、あたしもおしとやかに笑う。
「とりあえず、家に帰るかここで寝てるか、ね。でもせっかくだから見たいでしょ?体育祭。」
優しく聞いてくれる先生に、涙が出そうです。
今日はあたしに味方が居ないからね。
「まあ・・・ハイ。」
「でしょ?ほら、ここからグラウンドも見えるから。ここで寝てていいわ。」
そう言うと、またおしとやかに笑って部屋を出て行った。
静かな、保健室。
真っ白な壁にはめ込まれた窓から
夏空の光が舞い込んでくる。
じりじりと、病人様のあたしに襲いかかってくる。
・・・それにしても、平和だ。

