甘党なアイツ




「そもそもですね、体育祭というモノは出たがる人が年々減少していっておりましてですね。体育委員でもあります僕にとっては致命的な事でして——・・・て、聞いておられますか。」





「ううん、聞いてない。トイレ言ってくるわ藍羽。」




「え、おいてかないでよ!!ウチこんなロングトーク一人で聞き続ける自信ない。」





「・・・聞いておられませんのですね。」






ぶつくさ言っている福原を完全シカトして二人で教室を出た。





「あれ、理と渡辺は?」





ふいに気になったから藍羽に聞くと。






「ン?あぁ・・・なんか将樹がアイス食べたくてしょうがないから理もついて行ったんだって。」





「どこまでいったの。」






たしか、学校の購買にアイスなんかなかった。



いつもパンオンリーだしな。