「ちょっと!!捨てよう!!とりあえずこのひたひたな
状況から脱出しよう!!」






急いで渡辺を座らせて、かき氷を取り上げる。





そこらへんの水道まで走って、捨てようとした。





「ちょっと、いい加減にしろ。」






「それは、だから!!こっちの台詞だっつーの!!」




「・・・」


「っあ。おい。」



だまってあたしからかき氷を取り上げると。






そのシロップを、ごくごくと飲み始めた。





・・・幻覚なのか?






「わ、渡辺・・・?もしかして。」