「・・・」 だれも、言葉を発さない。 ・・・いや、発せない。 だってさ? いちごの湖の上に、ブルーハワイかけちゃってるもん。 ・・・一瞬、マジで世界が終わるかと思った。 ブルーハワイと、いちごのなみにもまれて 渡辺が幸せそうに笑ってるところをたやすく想像できた。 「なーッ!!来い!!」 渡辺の腕をつかみ勢いよく引っ張って カバンが置いてある場所まで戻った。