改めて、無惨な形となってしまったかき氷様を見つめる。






「・・・」



絶句。



原型を留めていないどころか。




もう、湖と化している。




いや、赤いんだけど。




「あんた、正気か?」



あたしは、ギャラリーを代表して訊いてみた。




今、こいつをナンパしようとしてたおねーさんも



かっちかちに、固まってる。




そりゃ、固まるだろうけど。





「い、いこ!!」友達を連れてあたふたと何処かへ行った。





・・・そりゃ、逃げたくもなるわな。